「あなたが”できる”と思おうと、”できない”と思おうと、どちらにせよあなたは正しい。」

中高生であれば、誰しもが学校の試験や成績、また受験等を通して勉強に取り組みますし、またスポーツに取り組んでいれば勝敗をかけて試合を行ったり、とにかく”結果”を求められるようになるでしょう。

そして多くの人がこの結果を求めて塾や予備校に通って勉強したり、毎日練習に励んだりすると思います。それでも試験の点数が上がったり下がったり、受験に落ちたり受かったり、試合に負けたり勝ったりと、上手くいくときや行かないときがあります。

この差はどこにあるでしょうか?どうすれば思うような結果を出すことができるでしょう?みなさんは手にしたい結果、成果があるでしょうか?

世の中には数多くの勉強法や練習・トレーニング法などが溢れています。そして今はネットや書籍などで、例えば日本のトップクラスの大学に合格した人の勉強法や、世界トップクラブのトレーニング理論や方法など誰でも比較的簡単に知ることができます。しかし残念ながら絶対的な方法は存在しません。

その勉強法やトレーニングメニューを完全にまねしたからと言って、確実に同じ結果が出るような方法は存在しないのです。つまり手段は問題ではない。

どんな方法を使っても、それでうまくいく人もいればいかない人もいるのです。もしそんな最高の方法があるのなら、すべての学校やスポーツクラブで取り入れるべきでしょう。

ではどうすれば結果を出せるのか?良く子供たちから才能があるかないかだという答えを聞きます。もしかしたら生まれつき得意不得意と言った領域があるかもしれません。ただ才能のせいにする99%の人は、才能のせいにしてできなくても自分には才能がないからしょうがないと逃げているだけです。

私自身も大いに悩んできました。大学受験では浪人しても第一志望には合格できなかったですし、サッカー部に所属していた時も、目指していた結果には少し手が届かず、悔しい思いをたくさんしてきました。

ただそのおかげで、どうすれば上手くいくのか、上手くいく人といかない人の差は何かという問いを探究するきっかけを得ることができたのです。その中で、多くのうまくいく人たちにどうやら共通するものが見えてきたのです。

それは、「メンタル・マインド=考え方」です。

この記事の一番最初の言葉はヘンリーフォードという世界的に有名な車の会社を創設した人の言葉です。まさにこの言葉の通りで、例えば勉強であれば結果が出ない人は必ず「自分は勉強ができない、不得意だ、苦手だ・嫌いだ」と思っています。

厄介なことに、勉強に一生懸命取り組んでいたり毎日塾に通っている人でも無意識に思っていたりします。自分では意識せずに私は勉強が苦手だから頑張らないと!などと思っているのです。

そしてこの勉強が苦手だ、できない、不得意だと思う原因は他者と比較されるからです。以前最初の記事で、人間には「幸せに生きたい」と当たり前で基本的な欲求があると書きました。人間は社会的な生き物で他の人と関わらずには幸せに生きることはできません。

しかし点数や偏差値で他の誰かと比較をすることで、それは必ず自然に優劣をつけてしまいます。比較する相手がいなければ、できないとか不得意だという基準がないのでそう思うはずがないのです。そうして自分の価値を下げるような考え方を持ってしまうと、脳は「幸せに生きたいという欲求」が満たされず危機感を感じるので、自然とその不快感を感じる行動を避けようとします。これが勉強をしなくなる理由です。

またそう思いながら勉強していると、集中できなかったり、より難しい問題にチャレンジしようとしたり、脳が幸せにならないと認識しているので早く忘れて結果的に記憶力が低下したりします。そうしてまた、「やっぱり私は勉強ができない、ダメだ」と思うのです。人と比べて競走させることでより意欲が増す人もいるかもしれませんが、そうすると勉強の目的が他人に勝つことになってしまいます。他人に勝つことで優越感を得るために勉強をするのですか?そんな人を蹴落とすような思考を植え付けてしまっては、将来周りの人を不幸にし、自分も不幸になります。

何事においても人と比べることは間違いです。全員個性が違うので、同じようには世の中何一つ行きませんし、自分の個性を殺して何かと同一させようとしてはいけないのです。もはやそれはあなたではなくなってしまいます。

なので、競争相手はいつも過去の自分でなければいけません。勉強は基本的に個人競技のようなものなので、自分自身と闘わなくてはいけません。他人と比較をせず、自分自身の成長に集中すれば、ネガティブな感情を持つ必要はなくなります。

そうして少しづつでも勉強に対してポジティブに、意欲的になって、問題に対して徹底的にわかるまで根気強く向き合っていけば誰でもできるようになります。

人生では常に学んでいかなければならないのに、学ぶ意欲を学校生活で失ってしまっては、人生を失うのと等しいのです。

勉強の話を中心にしてしまいましたが、スポーツでも全く同じです。プレー一つ一つの局面で、どんな判断をするかが結果につながりますが、その判断を支えているのは日々の自分自身の思考なのです。プレッシャーの中で冷静にいられるか、手ごわい相手に対して逃げずに勝負を仕掛けられるか、失敗しても次に切り替えてまだうまくなれる・やれると思えるか、本気で人生かけて勝ちたいと思っているのか、等、好きで取り組んでいれば勉強のように苦手意識はないと思いますが、どんな思考で自分のメンタルが成り立っているかです。

本気で取り組めばこそ、諦めたくなったり自暴自棄になってスランプに陥ることもあるでしょう。そういった迷いからけがをしてしまうこともあるかもしれません。そういった時にどういう考え方でその壁に逃げずに挑むか、これの繰り返しです。自分自身との闘いなのです。

サッカーでも、同じチームにいて同じトレーニングや生活を送っているはずなのに結果を出せる人・出せない人がいます。プロのせかいでもアマチュアでもプレッシャーは全く違いますが、すべてのプロ選手がそれに耐えうるメンタルを持っているとは限らないのです。

自分の考え方を鍛え、より以上を目指そうというのはすべての人間に備わっている人間性です。人間性を鍛え、より強いメンタルを持つ事で、すぐに自分の思い通りの結果が必ず出るとは限りません。

しかし結果を出す人たちは少なくともそういったメンタルを持っているという事です。そして勉強やスポーツを通して手に入れたその本物のメンタルは、必ずその後の人生でも役に立つでしょう。

スポーツマンシップラーニングセンター」では、この勉強やスポーツで結果を出すトレーニングをし、自分自身の人間性を伸ばす学びをしていきます。興味がある方は是非一緒に学びましょう!

プジョル

By プジョル

訪問ありがとうございます。 「人」への学びを深めた経験と知識を基に、スポーツに打ち込む中高生へ人生が幸せで楽しくなる人間性・人間力教育を通して文武両面で成果を出す方法を伝えています! 未来の可能性が無限な子供たちがどんどん意欲を持って人生を楽しいと思える社会を作らないと、この国の未来は暗くなる一方です。現役時代にバルセロナのレジェンドで知る人ぞ知る”プジョル”から学んだ情熱を胸に、教育革命を、人生革命を起こしていきます! スポーツ大好きな中高生の皆さんや、その保護者さんに向けて日々の学びや少しでも役立つ考え方や情報を投稿していければと思います。 個別コーチングや保護者相談など、勉強やスポーツのことはもちろん、塾長時代の経験から学校生活の事や進路相談も可能です!お悩みがあればいつでも気軽にご相談ください!!!