「誰もが自分の運命を決定する権利を持っている。」(ボブ・マーリー)
「あなたの運命が形作られるのは、あなたが決断する瞬間なのだ。」(アンソニーロビンズ)
運命という言葉には、2通りの捉え方をする人がいるように感じます。1つ目はもうすでに決まっている未来なので、従うしかない、と捉える人。もう一つは、運命は自分で切り開いていくものであると捉える人です。様々な人の本を読んだり話を聞く中で、上手くいく人は圧倒的に2つ目の考え方をしていると感じています。なぜなら1つ目の捉え方は、自分の人生を運命のせいにしている他責思考な考え方であり、2つ目の捉え方は自分を原因側に置いている考え方だからです。
今日は私の愛読している「人生の法則」という致知出版社から出ている本の一部をご紹介したいと思います。
「心をコップに例えると、若者は特に心のコップがきちんと立っていない人が多い。
心のコップが倒れていたり、ひっくり返ったりしていては、いくら水を注いでもこぼれてしまう。
焦点の定まらない生き方を心から惜しいと思う。
運命とは定まっているものではない。自ら運び、開いていくものである。
そのためには心のコップを立てなければならない。それを成すのが教育である。
教育は、心のコップを立てることから始まるといっても過言ではない。
まず心のコップを立てるー運命を開く第一条件である。
第二の条件は、決意すること。小さなことで良い。小さな良きことを決意する。
そこから運命の歯車は回転していく。
そして決意したら、それを持続すること。花は一瞬にして咲かない。木も瞬時には実を結ばない。
自明の理である。
次に、「敬するもの」を持つこと。「敬するもの」とは人が心の中に持った太陽である。
すべての命は太陽に向かって成長する。心もまた敬するものを持つとき、それに向かって成長する。
最後に、「縁」を大事にすること。縁を疎かにして大成した人は一人もいない。
運命を開く道、心したいことである。」
「心のコップを立てる」。あの孫正義は「登りたい山を決める」、ピーター・ドラッカーは「自分の所を得る」と表現していました。どれも同じ意味だと思います。人生や学びには、奥深さがあります。だからこそ、自分の人生の一事を決めて突き詰めながら成長していく必要があるのだと思います。この「一事(=一つの事)」は個性どおり様々で、世の中にはないこともあります。運命という言葉に「切り開く」という言葉が使われがちなのは、あなたのその一事がまだ誰も通ったことのない領域で草が生い茂っているからだと思います。ここに人生の醍醐味があります。
自分の運命を切り開いていこうとする仲間たちと一緒に、心のコップを立てる、登る山を決める、自分の所を得る学びを経験してみませんか?詳しくは「スポーツマンシップラーニングセンター」をご覧ください!