「運命は自らコントロールせよ。さもないと、他の誰かがコントロールすることになる」(ジャック・ウェルチ)

私たちは毎日決められた日常を生きている

主導権を持つとは、「ある物事について、中心となって事に当たること。 リーダーシップを発揮すること。」を意味します。みなさんは今日一日の予定を振り返って、どれだけの時間を自分で決めた予定で過ごしたでしょうか?

私たちは、実は大半の時間をあらかじめ他人に決められた予定・日程で生きています。

学校に行くことが義務付けられていて、毎日の時間割も勝手に決められており、宿題や課題も与えられる。部活や習い事、高校や大学・専門学校などの選択は自分でする人も多いかもしれませんが、入った後はまたどんなトレーニングをするか、どんな勉強をするかがまた毎日決められています。主体的に判断する機会が圧倒的に少なく、そんな環境で生きてきていきなり会社を選べと言われても難しくなるはずです。

そうやって自分で決めない人生をただ何となく歩んで行ってしまうと、結局は人にいいように使われる人生になってしまいます。

人のためになっているならいいじゃないかと思われるかもしれませんが、ただあなたの命である人生の時間を搾取されるのと、自ら人のためにやろうとするのとでは結果も幸福度も全く異なります。

自分の人生を主体的に生きていく先に、周りの人や世の中のためという意識が生まれてくるのです。自分が幸せでなくてどうしたら幸せになれるでしょうか?

あなたの人生の主役、主人公はあなただけです。なので、自分の人生どう生きるか、何を成すべきかは自分が中心となって決めていかなくてはいけないんです

そうでない人は、上手くいかなかったり困難や挫折に合うと必ず他人や環境、社会のせいにするようになります。他責というのは、まさしく自分の人生を生きているという感覚がない証拠です

自分の人生に主導権を持てるようになれれば、すべてが自分次第だという事に気が付けるようになります。

つまり、物事において自分を原因側に置けるようになるという事です。原因の反対は結果です。自分を結果側に置いている人は、原因に他人を置きます。上手くいかなければ他人のせい、上手くいけば自分のおかげと考えるタイプの人です。人生で必ず直面するミス、過ち、失敗に対して自分を原因側に置かなければ、自分で解決して成長につなげていくことができません。

つまり、自分が成長していけるかどうかの最初の分かれ目・最初の一歩が、自分を原因側に置いているか否かなのです。

早くから自分の人生に対して主導権を持ち、自分を原因側に置けり人ほど早く成長し、早熟していきます。スポーツで上を目指そうとする場合、30代後半になってくるとやはり多くの競技で肉体的に厳しくなってくるので、早熟が求められがちです。プロを目指そうとする人ほどこの姿勢は欠かせません。

全部自分次第。だから誰か他人に言われるのを待つのではなく、自ら工夫し行動を重ねていきます。自分次第ではなかったら、いくら自分が頑張っても結果が出ないと思っているので頑張れるはずがないのです。

頑張って行動するから、結果や目標に近づく。自分の人生を生きているから、どんな結果も受け止め、成長の糧にし、どんどん人生を幸せにしていくことができるのです

主導権を握るための上級テクニック

では自分の人生どう生きるか、何を成すか、自分自身で主導権を持って生きれるようになったとします。しかし自分が生きる事だけを考えていてはそれは自己中心的になってしまいます。

自分の人生を見つめれば見つめるほど、自分は多くの人たちとの関係性の中で生きているんだという事に気が付くようになります。その中で自分だけが幸せになるように生きていては、自分と関わる周りの人たちが幸せではないので、その人たちと関わる自分もどこか幸せではなくなってしまいます。

ではそうすれば自分も周りの人たちも幸せになれるのでしょうか?

鍵は、思いやりのこもったコミュニケーションです。

問題が生じる所では必ずコミュニケーション不足が発生しています。自分自身とのコミュニケーションもそうですし、他人とのコミュニケーションももちろんです。

では思いやりを持ったコミュニケーションとは何か?

最も効果的なのは「ペーシングして、リードする」という方法です。ペーシングとは、話す速度・声の大きさや高低、あいづちやうなずきの頻度・タイミングだけでなく、相手の要求や考え方、価値観、夢・希望などより深い相手の核心に近いレベルで、相手のアイデンティティーを尊重して認め、そこに同意しに合わせることで、信頼関係を生みだそうとするコミュニケーションスキルです。なので、自分の要求よりまず相手を尊重するという事です。

コミュニケーションで最も大切なことは間違いなく人間関係なので、そこをまず築く。人は、信頼していない人から指図されたり教えられたりするのを嫌います。なので信頼関係を作ったコミュニケーションなしには、自分の要求を通すことは難しいのです。

リードするというのは、文字通り導くという意味です。相手に合わせ、信頼関係を築いたうえで相手を自分の生きたい方向へリードする。こうすることで、一見相手に主導権を与えているかのように見せかけて、結果的に・最終的には自分が主導権を持って相手やその場をリードしていく。

その結果、自分の人生という個の領域だけでなく、集団にいても主導権を発揮した生き方ができるようになります。

自分が最も輝く道は、自分の個性の道だと言われています。自分の能力が最大限は発揮され、魅力的に輝くようになります。子供たちであればなおさらです。「スポーツマンシップラーニングセンター」では、子供たちの主体性を伸ばし、主導権を持った人生を生きるためのトレーニングをしていきます。スポーツで結果を出したい人なら必須の人間力を一緒に身に付けてみませんか?

プジョル

By プジョル

訪問ありがとうございます。 「人」への学びを深めた経験と知識を基に、スポーツに打ち込む中高生へ人生が幸せで楽しくなる人間性・人間力教育を通して文武両面で成果を出す方法を伝えています! 未来の可能性が無限な子供たちがどんどん意欲を持って人生を楽しいと思える社会を作らないと、この国の未来は暗くなる一方です。現役時代にバルセロナのレジェンドで知る人ぞ知る”プジョル”から学んだ情熱を胸に、教育革命を、人生革命を起こしていきます! スポーツ大好きな中高生の皆さんや、その保護者さんに向けて日々の学びや少しでも役立つ考え方や情報を投稿していければと思います。 個別コーチングや保護者相談など、勉強やスポーツのことはもちろん、塾長時代の経験から学校生活の事や進路相談も可能です!お悩みがあればいつでも気軽にご相談ください!!!